風に飛ばされた木の葉は、
しばしば鳥のように見える。

by ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ

実力もないのに、
たまたま時流にのったり、
おだてられたりして、
偉そうにしていても、
それは所詮、木の葉だ。

もちろん同じ木の葉でも、
カタチのいい木の葉じゃないと
鳥には見えないだろう。

しかし、そのカタチは
自分の努力にとって得たものではなく、
最初からあったもの。

何の芸もないのに、
ちょっと見た目がいいだけで
アイドルの仲間入りしたのはいいが…。

やがて飽きられるようになってきた時、
そこで自分の実力に気がついて、
何か芸を磨くとか…
あるいは、やめるとかすればいいのに…。

一度いい思いをしてしまうと人間は弱い者。

淋しさを埋めるために
稼いだ金でホストクラブ通い。

金が尽きると…
捨てていくのは羞恥心と自慢の衣装。
セミヌードからオールヌード。
そしてＡＶ女優への道。

そんなよくあるパターンは、
どうやら幕末にもあったようだ。

道具は進化しても
人間はちっとも進化していない。

だから、人生日々更新。