苦手を考える(１)
食わず嫌いのワケ
One week to think about the thing which I do not like.

どんなに苦手でも、夏は来る。
そして、今年も汗だく…だ。

そもそも苦手とは何だ？
そして、
苦手を克服するために
必要なことは何か？

今週は“苦手”について考えてみる。

さて、苦手と言って
真っ先に思い浮かぶのは苦手な食べ物だ。

実は私に苦手な食べ物はない。
だから絶対、
食わず嫌い選手権には出ることができない。

子供の頃から、まったくなかったのかと言えば、
…正直、思い当たるフシがない。

少し苦手意識を持った食べ物は、
あったかも知れないが…
苦手だと思われるのが嫌で、
率先して食べているうちに好物となった。

私にあるのは、
両津勘吉と同じく、
好きな物と、とくに好きな物の２種類のみ。

苦手な物を口にした時、
どうなるのかさえ、想像がつかない。

したがって、
苦手な食べ物を克服したことのない私が
何を言っても、その実、説得力はないのだが、
よほどアレルギーでもない限り、
まず腹さえ減らすことが、
食べ物をおいしく食べる秘訣であることに
間違いはないだろう。

そして、できるだけ一流品を口にすること。

少々金はかかるが、
ここでケチると生涯損をすることになる。

本物を知ることは人生を豊かにする。
金が豊かな人生のために必要だというのは、
まさにこのことで、
何も毎食贅沢をする必要はないが、
本物を知っておく必要はある。

子供の頃に、
子供だから味はわからないだろうと、
いいかげんな物を食わせていると
絶対に味音痴になるか、
はたまた食わず嫌いになってしまう。

大人は我慢してでも、
子供には一流品を食べさせ、
その旨さをインプットできたら、
一流品を食べるために
懸命に働く必要があること
…を教えればいいのだと思う。

【明日へつづく】