思春期を考える(2)
第一思春期について
One week to think about puberty.
少なくとも人生には
3回の“思春期”がある…ことを発見した。
…こと、男には。
最初の思春期は言うまでもなく10代。
身体の発育に
心の成長がついてゆかず、
バランスを崩すことが、その要因。
男女に関わらず訪れる
最も一般的な思春期であるが、
男女では発育のスピードが異なるので、
訪れる時期は若干ズレる。
そのズレが実は、
10代の思春期における
ONスイッチでもあり、
OFFスイッチにもなるのだ。
この時期、発育のいい女子に、
男子は子供に見えてくる。
さりとて心のよりどころは、
当然、親でもなく、
ライバルである女友達でもない。
そうして、女子に遠ざけられた男子は、
誰かにサポートを請おうとする。
最近は、この時点で
生身の女子からバーチャル女子へ心を動かし、
そのまま
戻って来られなくなるケースも多いようだ。
生身の女子と違って、
バーチャルの女子はいつも変わらない。
その変化に応じていくことが
人間社会を渡り歩いていくための、
最も有効な学習であるのに、
痛みを伴う成長から逃げているうちに、
現実社会に対応力のない
大人になれない奴になってしまう。
さて、そんなわけで、
一時、年上の彼女に憧れてはみるものの、
自分が強い大人になれないことには、
相手を幸せになどできるはずがないと気づかされ…。
その時にはもう、
相手は何も年上である必要はない。
同年代の女子からも、もう
子供扱いはされないようになっているから。
極めて個人的な、
思い出混じりの見解のようだが…
多かれ少なかれ、10代はこんなもんだろう。
自分のことばかり考えているうちは、
バランスをとることはできない。
自分以外の、好きになった相手のことを、
自分を捨てて考えることによって、
次第にバランスがとれてくる。
思春期の特効薬は間違いなく“恋”だ。
しかし、“愛”というには、まだ幼い。
【つづきは、こちら】
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01思春期とは何か
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