思春期を考える(１)
思春期とは何か
One week to think about puberty.

少なくとも人生には
３回の“思春期”がある…ことを発見した。
…こと、男には。

そこでまず、
辞書によらない“思春期”の定義を…。
身体、あるいは環境という“現実”と、
心、あるいは考え方という“思い”の、
バランスが極端に悪くなった結果、
異常なまでに苛立ちを感じ、
自分をコントロールすることがままならない。

新しさの象徴である“春”を“思”うものの、
実態がついていかず八つ当たりばかりしてる
…これが思春期の正体といったところだろう。

夢と現実のギャップなど、
何も思春期でなくたって常にあるものだが…。

思春期のそれは度を超えている、
いわば病的でさえある。

終いには、
自分を支えてくれている
大切なものを傷つけてしまうことも間々あり、
自分の中で解決していけるような
日常的な問題を越えてしまうのだ。

周囲にいる者にとって必要なのは、
それが“思春期”気づき、
ある意味、割り切って対応することではないかだろう。

代表的な
十代に迎える思春期の最中にいる子供を相手にした時、
産みの親でもカッとすることは間々あるが、
相手が思春期であることを思い直せば、
冷静な対応もできるだろう。

腹を空かした奴にはまず、
メシを食わせてやる必要がある。

どうして、こんな空腹になるまでほっといたんだ？
…なんて言ったところで、聞く耳など持ちゃしない。

さて、そういうわけで今週は、
３回の“思春期”…
心のバランスが崩れやすい時期についての見識を
思い出を交えて話してみようと思う。

【明日につづく】