漉(す)き
Flexibility.

漉(す)き…というと
和紙を作る時の作業しか知らなかったが、
革製品を作る時にも
漉きという作業があるらしい。

革のライダージャケットとかね。

革製の鞄ならともかく、
革はそのまま縫い付けると
堅くて着心地がよくない。

革を漉くのは、少し削って
柔らかみや風合いを出すためらしい。

それからもう一つ…、
強度を出すためにも漉きが必要だとか。

強度を考えれば、
もともと固くて厚みのある革を
そのまま使えばいいようなものだけど、
そのままでは
糸の強度とのバランスがとれない。

また、繰り返し着ているうちに、
同じ場所ばかりよれてしまうようになり、
かえって破損しやすくなる。

漉きの作業を行うことで
革全体に柔軟性が生まれ、
全体的に伸びやすくなることで、
かかる力は偏らず…結果、強いものになる。

強さ…っていうのは、
固いだけじゃダメなんだ。

だから…人生、日々更新。