小腸の炎症に対する治療法は…まず絶食。
腸を休めて自然治癒を待つしかない。

薬も、もらったにはもらったが、
それは炎症を抑える目的のものではなく、
弱っている腸に
細菌が感染しないようにするためのもの。

そこで、丸２日は水とゼリーだけ。
炎症がおさまってきた３日目と４日目は、
粥とうどんで過ごした。

これまで何度か
本格的なダイエットを試みたことがあるけど…、
普段ならこんな食生活してたら
手足が震えるほど腹が減って仕方ないはずなのに、
不思議と平気だったんだよね、炎症中は。

食えない時には、
食いたくなくなるようにできてるんだ。
人間の身体はね。

腸炎が起きた最初の晩は、
わけがわからず、
とりあえず栄養をつけようなんて考えて、
少し飯を食って寝たけど…おかげで痛さが増す結果に。

考えてやったことなんて
…たいていロクでもないな。

不幸中の幸いにもフラフラしてたのは
週末の休みの間だけだった。
その間は本など読みながら寝転がっていた。

昼間寝ちゃったら、
夜目が冴えて寝られなくなるんじゃないか
…と心配したけど、それも考え過ぎ。

何せ食べてないから、
身体ができるだけ休もうとする。
だから意外にも夜もグッスリ眠ることができた。

やたらと考えたり…、
数値に直して理解しようとしても、
結局、自然にまかせていた方がいい
…なんてことが多い。

自然の声に耳を傾けることができないと、
自然と共生もできないし、ね。

だから…人生、日々更新。