貴方に理解してもらいたいとは思わない。

ただ…
自分が理解できないものもある
…ということだけは認識してもらいたい。

そんな言葉をかけたくなる、
決めつけ人間の何と多いことか。

しかも、そういう人たちは、
自分に近ければ近いほど多くなるもの。

赤の他人なら最初から当たり前のことでも、
なまじ近いと、
ついついわかってるつもりになって
…誤解を真実に仕立て上げようとする。

もちろん自分にだって、
自分のすべては理解できていないし…、
たとえ、理解したとしても、
それは“その時”だけのこと。
次の瞬間には、もう
理解していない何かが生まれているはず。

理解によって、
何かを固定させようとすること自体、
そもそも無茶なのだ。

だから理解を固定に使ってはいけない。
理解は整理のためにあるべきで、
むしろその結果、
何が理解できないのかを知ることこそ重要なのだ。

強引にわかろうとする必要はない。
わからないことが何かを
わかっている者こそ賢者…で、
すべてわかったような顔をするのが愚者。

だから…人生、日々更新。