自分と同じ境遇の人を見つけたり、
誰もが自分とおんなじだ…と思えることで、
疎外感から解き放たれて
救われた気持ちになることは少なくない。
一方で…
自分にしかない体験や境遇を特別なものと捉え、
大げさに言えば、何だか選ばれた気になって、
あらためて頑張ろうと気合いを入れ直すこともある。
結局、この一見相反するように見える
二つの救われ方は、
捉えているポジションが異なるだけで、
同じももを指しているに過ぎないのだが…、
その時の残された「元気具合」によって
起用に使い分けられている。
往々にして疲れたが溜まってきたりすると
遠くのものや広い範囲を見渡すことが困難となって、
つい近目になってしまいがち。
その焦点に合った救われ方を
バランスよく使い分けることが、
逞しく自家発電で生きてゆくコツになるな。
ただ…
恋人に「君だけ」と言われると嬉しいけど、
「みんな同じ」と言われたら悲しいだろ?
何にせよ、必要なのは
知識や道具を持つことではなく、
それを的確なタイミングでに使える能力を育てることだ。