バランス感覚を持っていることが
大人の条件だと思う。

それが、つまらなかろうが
何だろうが・・・
まず、そこを押さえていないと
社会生活はうまく営めないし、
自分がやりたいことも前に進めない。

いい、悪い、じゃなくて必須の条件。

では、いったい・・・
いいバランスをとるためには
何に心がけなければならないのか?

反対側を知る・・・ことだと思う。

自分がよくわかっていることの反対側。
つまり、わかっていないことは何なのか、を。

たいていの会社において・・・
マーケティング部と営業部は、
あまり仲がよろしくない。

どちらも自分の見方の方が正しいと信じているし、
そのための努力もしているので、
どうも相手の言うことを
素直には聞き入れられない傾向がある。

営業部は直接、客先と相対して、
さまざまな話を聞いてくる。

それは、まさに現場の声であるが、
マーケティング部にいわせれば
氷山の一角だ・・・いうことも少なくない。

マーケティング部は
全営業が対象とする客先すべてと
潜在的な客先まで視野にいれて策を練るのが仕事。

どちらが正しいかは一概には言えない。
同時に、どちらも間違えている場合もある。

昨日の話の続きでいえば・・・

一つの死体を観察すれば残酷さがわかるが、
その死体がいくつあるのかがわからないと
死体の処理方法を決めることはできない。

知る・・・ことが、まず大事。
しかし、仕事のうえでは
知ることが目的ではなく処理することが目的
・・・であることを忘れてはいけない。