ウルトラマンが我々の心をつかんだのは、
円谷英二が助言した
シンプルで仏様のような顔立ちも、
大きな要因であっただろうけど…
何と言っても一番の理由は、
3分間しか戦えない
…という宿命があったからだろうね。
手に汗握る怪獣との戦い。
そして、カラータイマーが鳴り出すと、
応援にも一層熱が入ったものだ。
毎回、絶対に
ウルトラマンが勝つ
…ってことは、わかってるのにさ。
そもそも、
ウルトラマンが3分間しか戦えない理由は、
特撮の予算が少なかったからだ
…という話を読んだことがある。
ようするに…
足りない、限られている
…から、頑張る必要があるし頑張ろうと思える。
そして…
頑張っていれば応援してくれる人も出てくる。
足りない、限られている
…から、できない、なんて言ってたら、
何もできないし、誰も応援してくれるわけがない。
よく営業マンにも言うんだ…
商品が良くて、ほっといて売れるなら、
…営業マンなんかいらない。
どんな世の中であれ、
勝ち組と呼ばれる人たちは
間違いなく…逃げ出さずに戦った人たち。
戦わずに勝てるわけはないから、ね。
頑張る必要のないところで、
頑張ったふりなどせず…
絶体絶命の時こそ頑張れ…!
たとえスペシューム光線は出せなくても、
真剣さは…伝わる。