Episode No.4238(20120322)[日記]Diary

女王との再会
I met golden Queen again.
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先週末の伊豆小旅行は、
あいにくの土砂降りだったけれど、
思いもかけぬ出逢いと再会があり、
何度も訪れている場所であるにもかかわらず、
実に感慨深い2日間だった。

思いもかけぬ出逢い
…については昨日書いた通り

今日は再会の話をしようと思う。

昨年の暮れ。
私は仕事があって、一人伊豆にいた。

思いの外、仕事が早く終わったので、
久しぶりに一碧湖を散策することにした。

一碧湖は伊豆の瞳と呼ばれる
周囲4キロほどの小さな湖。

湖のまわりに遊歩道はあるが車の通れる道はない。

それ故、岸辺の緑が水面に覆い被さるように茂り、
昔ながらの素朴な景色を見せている。

そんな大池から市道を挟んだ南東側に、
沼池と呼ばれる葦で覆われた湿地帯がある。
今日のタイトル写真がその沼池だ。

昨年の暮れ…
ほんの気まぐれで、この沼地を一周した。

そこで出逢ったのが金色に輝く沼の女王だった。

鯉に違いはないが、
あまりに輝いているので、
最初は水の中に
プラスチックの何かが落ちているのかと思った。

驚いたのは、ヒレの長いこと。
まるで優雅なドレスでもまとっているようだ。

後にネットで調べてみると
ヒレの長い観賞用の鯉がいるらしい。

ただ、ネットに出てくるヒレナガコイは、
せいぜい10cmくらいの水槽で飼われているもの。
最大50cmくらいになると書かれてはいるけど、
沼池にいる金色の女王はゆうに60cm以上ありそうだ。

何より驚いたのは…
自分が魚に見とれてしまったこと。

まるでアイドルの追っかけみたいに、ね。
魚なのに、本当に不思議な感覚なんだよ。

で、今回も沼池に行ってみた。
カミさんと娘の3人で、雨の中、傘をさしながら…。

再会…と書いたからには…そうなんだ!
…いたんだよ、また!!

今回は念のため、望遠レンズを持参。
アイドルを撮るには必要だから、ね。

雨の水滴が邪魔だけど、前回よりはハッキリわかるでしょ。

葦で覆われた沼池には、
鯉の生息できる面積は意外と少ないのだろう。

よし、次回は天気のいい時に来て、
もっと美しい写真を撮ってやろう。

これは絶対に観光客を呼べると思うのだが…
不心得者がいると困るし、
人がいないところが、この場所のよさなので、
ケチなようだが詳しい場所を公表するのはよそう。

こういう不思議な生き物に出逢うと、
何かとてつもない宇宙の力を感じるよ。

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