いきなり物騒な話だけど…
人を刺すのは、たいてい弱い奴だよ。

強い奴は、まず余計な武器を持たない。
仕掛けられても対応できるだけの力を持ってる。

弱い奴は、いつも
自分がやられやしないかとビクビクしてる。
…で、できる限りの準備をする。

仕掛けられそうな相手がいたら、
やられる前にやる、という自分都合で人を刺す。

見た目が強そうとか、弱そうとか言ったって、
本当は強いも弱いもないんだ。
…しょせん、人間なんだから。

本当に強いか、弱いかは、
今を生きているか逃げているかで決まる。

今、目の前にあることに対応できるのは強さで、
何だかんだ言い訳をして、
先送りしたり、他人にケツをもってもらうのは弱さ故。

いくら考えたって、
いくら準備していたって
…自分でぶつかっていって慣れなきゃ何もできないよ。

目の前にあることに対応できる
…そのために“慣れ”こそが強さかもしれないな。

慣れない人に対応するのが怖くて、
その都度相手を刺していたら…
少なくとも70億回、刺さなきゃならないだろ。

慣れるってのは、
いちいち考えなくてもできる…ってことだ。

いちい考えないんだから…悩みもない。

人を刺すような奴は、
わけのわからない奴なんだよな、やっぱり。

Copyright 1998-2011 digitake.com. All Rights Reserved.