相手の身になって懸命に働けば働くほど…。
そして、その成果が、いい方向に向かえば向かうほど…
相手は、だんだん離れていく。

…それは、考えただけでつらいよなぁ。

そんな片思いがあったら、
まるでチャップリンの「街の灯」だ。

本来、人を助けることが仕事だとしたら、
おおかたの仕事は、みんなそんな具合だろう。

仕事が終われば、
相手にとって自分は必要なくなるんだから、ね。

とくに医者なんて、
自分と会わなくすることが
相手にとっては一番の幸せなわけだろ。

だけど、そういう部分は決してつらくはないんだよ。

仕事が終わるのは嬉し、
患者が元気になることは
医者にとっても一番の喜びだろう。

じゃあ、仕事の何がつらいんだ？

喜んでもらえない仕事はつらいよな。
そんな仕事があるのか？
それって本当に仕事なのか？

自分の金を手にすることだけが、
唯一の喜びだとしたら…続きそうにないな。

人を喜ばせることを嫌々やっていると、
やがて自分の居場所がないことに気づく。

…それは淋しいだろ、命の使い道として。

花は何のために咲くのか？
ちょっと哲学的に考えてみよう。

もの言わぬ花からも、たくさんの勇気がもらえる。

Tweet