Episode No.3934(20110402)
余裕なんていらない
Really? Necessary?
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海の夢をよく見るんだ。
海辺に育ったわけでもないのに。

たいていは穏やかな海

夢判断によれば…
満足のいく幸せな生活を送れるでしょう。
…ということだから、悪くない。

実生活では満足どころか、
いつでも追われているのに、ね。
まるで逆だよ。

最もいつでもバタバタしてるのに、
どうにか乗り切っていられるといことは、
ある意味、満足のいく幸せな生活
…なのかもしれないな。

しかし、いつもギリギリなのはキツイな。
まるで計画停電のように、
ヒヤヒヤしながら過ごさなきゃならない。

少しは余裕がほしい…と常に思う。
だけど余裕などあったためしがない。

たぶんそれは…
10分間の余裕があったら、
10分予定になかったことをしようとするから。

それを良しとするなら、
余裕など生まれるはずはないし、
口で言うほど余裕など
欲しがっちゃいないのかもしれない。

そういう立ち位置を
自分で作ってるんだから、
そもそも貧乏性余裕なんてない

覚悟を決めてそこで踏ん張るか…
それとも疲れて、そこから降りるのか。

だけどさ…
そもそも余裕をほしがる気持ちが
電力不足や買い占めを呼んでいるんだから、
余裕がないからって嘆く必要なんかないんだ。

身の丈で生きてるってことだよ。

一日中、バタバタやって、
ぐっすり眠って…
穏やかな海の夢を見ているうちは
…まだ、いいよな。

どうせ一度の人生ならば…
詰め放題いくら、みたいに
ギュウギュウ詰めてみるのも一興。

ハナっから、そういう気でいれば、
少しくらいこぼれたって気にならない。

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