できそうもないことに挑む人を尊ぶ。
オリンピック選手しかり、三蔵法師しかり。

すべての命は愛らしい。

可愛らしさは何かと言えば
…それは一生懸命さじゃないかと思った。

この間、近所のスーパーでね…

ようやく歩けるようになったくらいの子供が、
親兄弟を真似て荷物を持とうとしてた。

その個の親が試しに買い物袋を持たせてみると、
つやつやした眉間にしわをよせて
荷物を引きずりながら懸命に歩いてた。

本人に一切の余裕はないけれど、
そんな姿を目にすると誰もが微笑んでしまう。

無駄かもしれない何かを、
それでも懸命にやっている奴ほど
愛らしく感じるもんだよな。

眠気におそわれた赤ん坊が
必死で耐えてるとこなんか…可愛いもんな。

愛らしさの秘密が解けたら、
愛される方法は簡単に見えてくる。

思い込みの知識や
損得計算をふりきって、
馬鹿だと言われようが
何かを懸命にやっていればいい。

無駄だなんて思っちゃいけない。

いくら考え込んだってダメ。
考えてることなんか他人には見えないから。

誰かが必ず見ていてくれて、
そのうち、きっと愛してくれる。