この間ひとりで伊豆に行った時には
温泉ばかり入っていたけれど、
ずっと気になっていた美術館を訪ねることもできた。
伊豆にある唯一の天然の湖、
伊豆の瞳と言われる一碧湖の近くにある
「池田20世紀美術館」だ。
その名の通り、
ピカソにダリ、ムンク、ルノワール、ウォーホール等々…
20世紀を代表する作家たちの作品が並ぶ。
正直、こんな田舎の美術館に(失礼!)
これほどの作品群が展示されているとは驚いた。
…が、そこは観光地に建つ美術館だけあって、
館内には、およそ美術作品には縁遠い
おばちゃんたちの団体がペチャクチャ喋りながら
闊歩していたりもする。
やはり人だかりが多いのはピカソ。
はたして純粋に作品と対話している人が、
どれくらいいるのかは別にして…
ピカソと言えば誰もがっしっているから、ね。
展示されていたのは「近衛兵と鳩」。
小学生が描いた絵のように思うのは私だけではないだろう。
…が、この横130cm、高さ195cmの大きな絵を
ピカソは88歳の時に描いている。
その体力だけでも凄いと思う。
大人顔負けのことをやる子供を
天才と賞したりするけれど、
88歳にして子供の視点で絵が描けるピカソも
…やはり天才なんだろうな。
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