10月、本格的な秋の到来。
毎年、食欲の秋に負けてしまいそうだけれど、
今年は今のところほぼ毎日泳ぎに行っているので
胸を張ってスポーツの秋とも言えそうだし、
毎週「日曜美術館」を欠かさず見て、
時折、美術館にも足を運ぶので芸術の秋も言える。
欲張りな秋だ。
伊豆に行きだしてから夏が大好きになったが、
もともとは秋が一番好きな季節だった。
暑すぎず寒すぎず、何かに集中できるから。
山登りについての知識がいくらあっても、
山を登ったことにはならない。
できそうなことは自分でやらないと気が済まない。
それは向上心であり懐疑心でもあるけれど、
レストランの記事を読んでも腹は一杯にならないし、
スポーツを観戦しているだけでは汗もかけない。
芸術も…
見れば描きたくなるし、
読めば浮かんでくる言葉もある。
すべては自分を知るための刺激に過ぎないと思う。
誰でも一番知りたいのは実は自分のことではないか?
せっかく出逢った相手も
話しかけてみなければ、
その人の考えていることはわからないし、
一緒に食事をとることで癖を知ったりすることもある。
最も身近な自分でさえ、
叩いたり削り落としてみないことには
本当の姿を知ることはできない。
スポーツも芸術も
本来は自分を磨くヤスリのようなものだと思うよ。
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