Episode No.3727(20100805)
誕生日と命日

昨日、8月4日は盟友の誕生日だった。
生きていれば私と同じ年になったわけだが、
厄年からひとつも年をとらなくなった。

今日、8月5日は父方の祖父の命日だ。
享年84歳だったと思う。
当時、祖父と私の年齢差は、
半世紀をゆうに超えていたが、
今や40年以下となった。

身近な人たちの誕生日と命日は
今の自分を計る物差しのようなものだ。

少しでも長く生きている分、
何ができているか?

先祖が同じ年の頃やっていたことが、
今の自分にできているのか?

偉人と比較しても
基本的なスケールが違い過ぎるので、
比べるだけヤボなことになりがちだが、
身近な人であればあるほど、
生きていることの役目を
直接、問われているように思う。

そして今の自分の年齢が、
自分の人生の中でどれくらいの位置にあるのか。
…それは終わるまでわからない。

若い頃は、未来しかないと思ったものだが、
それなりの年になってくると、
今しかない、と感じるようになってくる。

若い頃、
覚悟は努力してするものだったが、
それなりの年になると、
すでに覚悟ができていないと動けなってしまうものな。

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