客先とのトラブルは、
言った、言わない…という問題であることが多い。
商売はそれぞれが別の立場にいて成り立つもの。
別の立場にいれば、思惑も別々…。
だから、信じたい内容も異なっていて、
曖昧な約束が
…まったく別方向に解釈されてることがある。
最終的に、言った、言わない…になると、
絶対的に客の方が有利。
いかに正しくても
証拠がなければ寄り切られてしまう。
昔、建築関係の打ち合わせをしていた時、
建築会社の営業は、
打ち合わせを毎回議事録にまとめていた。
打ち合わせが終わると、
参加者がその議事録に目を通してサイン。
議事録専用の用紙はカーボン式になっていて、
同じ控えを各々が持ち帰るという念の入れよう。
建築にかかわる金額が大きいからね。
ちょっとした勘違いが膨大な金額を左右してしまう。
通常の取引では、
ここまで堅苦しくする必要はないかもしれない。
だけど…
大きな石があれば注意はするが、
バカにした小石につまずくのが人だからね。
蹴飛ばせるような小石に見えるようなモノも、
実は氷山の一角で、
地面の下に埋まった大きな石かも…よ。
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