Episode No.3673(20100603)
夢までの距離

著名人や芸能人に憧れる気持ちはわかるよ。

できるだけ多くの人に
自分の存在を認めて欲しいというのは、
居場所探しの人生における
最も強い欲求だからね。

ただ、テレビのおバカタレントを見て、
これなら自分でもできそうだし、
楽に金が稼げそう…なんて思ったら大間違い。

おバカタレントというのは「売り方」であって、
本当に時間の観念もないようなバカだったら、
決められたスタジオの収録時間に
間に合わないじゃない?!

結局、どんな職業であっても、
取り柄が必要で…
その取り柄に対するファンがどれくらいいるかで、
食っていけるか、いけないが決まってしまう。

取り柄がない人などいないと思う。

時間を切り売りする仕事から
能力を売る仕事ができるようにしたいと思うなら、
技能と人間関係を磨かない限り難しいけれど、
特別な技能はもっていなくても…
礼儀正しい、とか
その人がいるだけで空気が明るくなる、とか。
…そういうことはならあるでしょ。

今、現に生かされているんだから、ね。

あとは自分で締め切りを決められるか。
自分との約束を守れるかどうかで
…夢までの距離が縮まってゆく。


| 人生日々更新 | 最近のBacknumber | 架空対談 | 教育論 |