中年にさしかかる以前から、
髪の毛は強制的にスキンヘッドに向かっていたけれど、
盟友が死んだのを機に
覚悟を決めてスッパリと揉み上げもそり落とし、
完全なツルツル状態になってから…早7年。
剃る度に切っちゃうし…
ちょっとぶつけただけでも、すぐ血は出るし…
おまけに絆創膏を貼れば目立つし…
何事も慣れるまでは厄介なもの。
しかし…
慣れてみれば、これほど楽チンな頭はないよ。
しかも散髪代はいらないし、
洗顔石けんで頭まで洗えてしまうから実に経済的。
何より面白いのが、
眼鏡を変えるだけで、表情ががらりと変わるところ。
そこで、GWスペシャルとして、
普段どんな時にどんな眼鏡をかけているのか、
整理してみようと思った。
ついこの間も道具についての話をしたけど…
結構、道具を使い分けることで
自分のモチベーションを
コントロールしようとしていることに気づく。
■事務用の眼鏡
現在、所有している度付きの眼鏡は8個。
中でも一番シンプルで使用時間が長いのが、この眼鏡。
見た目の個性は尊重しない。
使いやすさだけが必要な社内や自宅で使っている。
たまたま、この眼鏡をかけて電車に乗っていて…
正面に座っていた初老の男性と目があった。
次の瞬間…拝まれた。
完全に僧侶に間違われたらしい。
この眼鏡をかけて、作務衣でも着て、
鎌倉でも歩いたら…絶対に道を聞かれると思う。
■バイク用のサングラス
いつくか持っているサングラスのうちで
一番色が濃いサングラス。
バイク用…というのは、
絵の部分がストレートに近いので、
ヘルメットをかぶっていても
付けたりはずしたりするのに適しているから。
あと、黒じゃなく濃いグリーンだから、
トンネルに入っても意外にもちゃんと見える。
ただし…
僧侶とは一転して、
スキンベッドにこのサングラスをかけると、
…まず近づいてくる人はいない。
冬はダブルのスーツ。
夏は甚兵衛と合わせると間違いなく怖がられる。
でも本当は…
眼鏡をはずして睨んだ方が怖いと思う。
…続く。