物が安くなってる。
家具もジーパンも…
いったい今までの値段は何だったんだ?
…と思ってしまう。
一消費者としては歓迎すべきことに違いはないが、
小さいながら会社をやっていて、
物を売る立場からすると、
この行き過ぎにも思えるデフレ状態は適正化を欠いて、
また新たなしわ寄せを作り出してしまうのではないかと
危惧しなくもない。
昔、元気のいい頃のダイエーが
プライベート・ブランドでコーラまで作って
勢いよく売っていたけれど…結局は、だしね。
企業努力はもちろん必要だと思うが、
とーちゃんかーちゃんで経営している会社に
大企業と同じ努力をしろというのは、
高速道路を自転車で
車に負けないように走れと言っているようなもので
…何とも酷な話。
やっぱり走る場所を考えないと…事故っちゃうよな。
何も大型トラックと競争する必要はない。
道は高速道路だけじゃなく、
むしろ住宅街の路地の方が多いんだから、
そういう場所を走り回って稼ぐ方法を考えるべきだろう。
都会に合わせる必要もない。
確かに都会には人が多くて、
何をするにも効率的ではあるが、
実際には田舎の方が多いわけだし。
田舎…って言ったって、
日本のたいていの田舎には
電話もあれば、舗装された道もある。
インターネットだって普通につながりつつある。
大企業が売っている物しか売っていなければ、
とても太刀打ちはできないけれど…
自分のところでしか作っていないものがあれば
商売は成り立つはずだ。
小さい会社は…
大企業の小型版じゃいけないんだよ、ね。