エアコンが効かない…なんてことで
ヒーコラ言っていることが
何とも申し訳ない感じる日が…今日。

…終戦記念日。

どちら側に立って、
何をどう考えようが…
戦争があったことは紛れもない事実だ。

まず、そのことを心に刻まなければならないと思う。

うちの子たちは小学校で
「ちいちゃんのかげおくり 」という物語を
音読の宿題で何度も聞かせてくれた。

実に悲しい物語で…
音読で子供に聞かされるのさえ辛い
…という親もいるほど。

私が小学校の頃に
教科書で読んだ戦争関係の話といえば
…「象の花子」。

戦争が激しくなって
動物園の動物たちにエサを与えることができず、
泣く泣く毒殺していったという実話に基づく物語だった。

子供の頃に読んだ本の影響はことのほか大きい。

同じ動物の話で…
犬が虎の子供を育てたという実話を元にした
「虎の子のおかあさん」という話も、よく覚えている。

思い起こしてみると…
あんなに長い間、何冊もの教科書を読まされたのに、
覚えているのは…それくらいだな。

高校時代の現国の教科書に出ていた
羽仁進さんのエッセイ「午前中の時間割り」も、
わりとよく覚えていて…
その後、ATG映画にハマるきっかけになったけど。

子供にはできるだけ本当の話を聞かせてやりたい。

現実がファンタジーやゲームのようにはいかないこと
…それを知らずに大人になると
絶望しかなくなっちゃうから、ね。