自宅仕事場のエアコンが
2年ぶりに冷たい風を送ってくれるようになった。

去年もさんざん
直さなきゃ、と思ってはいたものの…
深夜帯に仕事をすることで、どうにか誤魔化した。
今は朝からの仕事が増えたので、
そうそう不規則なことをしているわけにもいかないし、
年々蒸し暑さを増す地球にも耐えきれず、
…やっと直した。

それほど古くもないエアコンなのに、
突如として暖かい風しか出なくなってしまった原因は
…なんとナメクジ。

室外機に入り込んだナメクジやトカゲなどが
基板をショートさせてしまうことは間々あるらしい。
それは基板に残った
黒こげになった痕跡でわかるそうだ。
場合によってはネズミが入っていることもあるとか。

しかし、そんなに事例があるくらいなら、
何故、室外機を密閉することができないのか？

熱がこもるので、それはできない
…とメンテナンスマンは言った。

じゃあ、網でもつけたら？
…と返すと、
やっぱり熱で溶けちゃうこともあるかと
…と言う。

最終的にはコストの問題…なんだけど、ね。

ならばいっそ…
日陰や林の近くで、
小動物が入り込みそうな場所に設置された室外機向けに、
室外機をすっぽり覆う網の箱なんか作ったらいいんじゃない？

オプションで売ったら…売れないかな？

商売…となると、
はたしてそれがどれだけ売れるものかを
考えなければならない。

毎日エアコンの修理に出歩いている、
そのメンテナンスマンに尋ねたところ…
小動物が原因と考えられるのは
故障のうち、わずか1%くらい…だってさ。

最も都市部を離れれば、
その割合は多くなってくるかもしれないけれど。

とりあえず原因がわかった以上、
…自衛策をとるしかないか、な。