Episode No.3406(20090727)
受け入れたくない常識

このところ妙な天気が続いてるね。

天気雨どころか
カンカン照りと豪雨が続けざまにやってきたり。
ニュースでは連日、
九州での災害の様子が報じられていた。

報道は繰り返し行われているのに…
不思議と一言も聞こえて来ない言葉がある。

異常気象

かつては、こんな気候に見舞われると、
さかんに異常気象、異常気象って
言われていたのに、ね。

異常が当たり前になってしまったから、
もう誰も口にしなくなってしまったのか?

自然災害のニュースを耳にする度に
…そんなことを感じる。

異常なのが正常になるってのは…嫌だな。

気候の変化はどうにもならないけれど…
例えば人間関係において─。

当たり前のように約束をやぶったりしていると
「そういう人」と思われてしまう。

「そういう人だから」で許してくれるのは、
肉親を含め、いわば腐れ縁でつながった、
ごくごく少人数に違いない。

悪天候に見舞われれば、
自分の家さえ飛び出て、
みんな非難していくもの。

片時の異常さなら我慢できても、
それが正常な状態だと知れば
当然…近づく人はいなくなっちゃうよ、な。


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