新年度が始まって1ヶ月が経ち…
新しい環境で
新しい友達が出来た人も少なくないだろう。
あるいは新しい上司、
新しい得意先…。
相手のことがわからないと
仕事も思うようにはかどらず、
お互いの探り合いに疲れてくる頃でもある。
偶然隣り合った者同士が
親密になるケースは多いが、
それは近くにいるから…ではなく、
近くにいるが故、
ぶつかり合いが起きるから
…ではないだろうか?
つまり言いたいことは、
ぶつかり合いがあって初めて
お互いの価値観が分かり、
ようやく親しくなれる…ということ。
上司先輩への礼儀を忘れてはいけないが、
ぶつかり合いを避けた
うわべだけの付き合いでは、
とても親しいとは言えないし、親しくもなれない。
雨降って地固まる…の例えの如く、
ぶつかり合いは実は
相手の価値観を知る上で必要不可欠。
晴れた日ばかりの付き合いでは
雨と一緒に流れてしまうわな。
雨を避けようとついた嘘。
あるいは予測の出来なかった雨。
あたかも晴れているかのように
伝えていた相手に、
正直に雨を語ることが出来ないでいると、
その後、その相手には声ひとつ
かけられなくなってしまう。
そんな繰り返しで、
次から次へと友達候補を探してみても、
結局は雨の度に、また
新しい友達候補を探すことになるが
…それでは到底、友達などできようがない。
体裁にこだわる必要はないし、
必要以上に自分をよく見せる必要もない。
本当のことを言って怒るような相手とは、
しょせん縁がなかったと思うしかないけれど…
真の友なら、たとえぶつかり合っても、
どしゃ降りにあった友を心配してくれるさ。