Episode No.3317(20090414)
疑問が残る住民サービス

先日、娘が本を一冊くれた。
誕生日だから…ということでもないらしいが。

学校に隣接するコミュニティーセンターで
1人3冊まで本をくれるのだという。

そこに図書コーナーがあるとは知らなかった。

私がその施設に足を運ぶのは、
選挙の投票の時くらいだからね。

さては自治体からの予算が少なくなって、
図書コーナーが閉鎖になり、
不要になった本を配布しているのか
…と思った。

しかしどうやらそうではなくて、
新しい本を入れる場所がなくなったので、
古い本を処分する目的らしい。

ちょうど年度末の話だった。

娘が選んで私にくれたのは
天気待ち 監督・黒澤明とともに (文春文庫)
という黒澤明監督に長年付いていた
スクリプターの女性が書いた本だった。

私の本棚に
黒澤監督関係の本がたくさんあったので、
気を利かせてもらってきてくれたようだ。

ありがたく読み始めたけど…
カバーこそないものの、
とても古本とは思えない。

裏表紙をめくってみると、
確かに図書館らしい貸出票が付いてる。
…が、貸し出された形跡はない。

そりゃ新品同様のはずだ。
おそらくページをめくったのは
私が初めてではないのか…?

その後、娘の話を聞いた長男も
何かめぼしい本はないかと
コミュニティセンターに出かけて行った。

…で、何冊かの本をもらってきたが、
どれも貸し出しの形跡はなかった。

本をもらったのは嬉しいけど…
納税者としては、かなり複雑な心境。

そもそもこの図書コーナーは、
どの程度まともに使われているのか?

これだけ毎年(?)新品に近い本を
ばらまく必要=税金はいくらになるのか?

かつて或る地方からのニュースで
小学生の通学時、
横断歩道に立つ緑のおばさんの給与が
高すぎるのではないか
…という問題を聞いたことがある。

朝と夕方、2時間くらいずつ働いて、
もらってた月給が確か40万だったと思う。

そりゃあ大切な仕事には違いないけど…。

役人に限らず
与えられた予算を遣いきることが
仕事だと思っている人が大勢いる。

予算がなくなれば
自分の仕事もなくなってしまう
…という恐れが、そうさせているのかもしれない。

しかし…
できるだけ予算を遣わずに
効果を上げることができる人が
…組織に必要な人。

そういう人なら、
みんなが受け流している問題の解決に向けて
新しい仕事も作れるはずだと思う。

とりあえず私としては…
娘が選んできてくれた本を
税金の分までジックリ読むけど、ね。


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