Episode No.3270(20090218)
自信をわかせる方法

自信は自らがやったことでしか
手に入れることはできない。

他人のフンドシで
自信を手に入れることもできなければ、
あぶく銭で自信を買うこともできない。

・・・それは確かだ。

では実際のところ、
この「自信」をわかせるには
・・・いったい、どうしたらいいんだろう?

今日たどり着いたひとつの結論は、
「自信」とは「忘れ去る能力」なのではないか
・・・ということ。

何を忘れるのかにもよるけど・・・

とりあえず年寄りの言葉は自信に満ちている。

それは、
長く生きてきた経験によるものだけでなく、
余計なことはすぐ忘れちゃうことで、
やりたいことが明確になるという一面も
あるのではないか?

ほうっておけば吹き出してくる
未来への不安や、
周囲の雑音に惑わされず
何かに集中する。

また、時には・・・
肉体的な疲労や痛みさえも忘れて
何かを成し得ない限り、自信は生まれない。

スティーブ・ジョブスに至っては・・・
かつての恩まで忘れ、
これまで自分に貢献してくれた人を捨ててまで、
かつての宿敵、ビル・ゲイツと手を組んで
Apple再生という目的を成し遂げたという。

何事も忘れず、すべてにおいて
目配り気配りをできるというのは理想であるが、
それは同時に、
できないことはわかっているうえでの
・・・自分への言い訳にもなりえる。

そう、
自信を生み出せない人は
ゲーテの言うところの砂漠のインド人で・・・
砂漠のインド人は魚を食わないことを誓い、
その意味のない誓いによって
自分を正当化しているだけなんだ。

ひと度、目的を掲げたら、
他を忘れて邁進する・・・ということが
言い意味で馬鹿になる・・・ってこと。

だから・・・
馬鹿になれない人には
何事も成し遂げることなんか
・・・できないのかも、ね。