Episode No.3231(20090103)
悩みの所在

「ゆく年、くる年」が終わった教育テレビ。
うんちく番組の再放送は
正月らしく「かるた」と「花札」の話だった。

途中から見入ったので定かではないが・・・
「花札」の発祥は、
幕府(?)によって
数字合わせ遊びのようなものが
禁止されたため・・・
数字の代わりに
季節の草花を使って復活された
・・・みたいなことを言ってたな。

お上の規制をかいくぐる知恵は、
まるで、発泡酒のようだ。

手刷りの花札を
今なお行っている職人が、
たった一人いるらしい。

型の上から一色ずつ色をのせる。
下絵からは見だした
大胆な色ズレが「味わい」だという。

一回ごとする度に違う、このズレ。
機械の仕事では「不具合」になるこのズレも
人間の仕事の上では「面白み」になる。

もともと機械が
人間の仕事の真似をしていたはずなのに、
逆になってきたところで
悩む人がでてきている感じがする。

・・・と、同時に

どうせ悩むなら・・・
今ある条件をいかにかいくぐって
新しいものを作り出すか、ということに
・・・悩むべきだろうな。

条件がある事になんか悩んでも
まったく意味はないし、ね。