師走のスーパーマーケット。
自動ドアを入ると、
けたたましいくらいに
ジングルベルが聞こえてくる。
いったい何処からなっているんだろう?
・・・と、あたりを思わず見渡した。
すると
タバコの自動販売機の隅に
追いやられるように小さな台が。
音源は、その台の下に置かれた
小さなCDラジカセだった。
・・・で、その台は、なんと公衆電話。
これじゃあ、うるさくて電話などできやしない。
電話をする人なんか誰もいないから、
文句も出ない感じだったげと、ね。
電話機がはずされた状態の
電話ボックスを見かけることも
珍しくなくなった。
無論、電話ボックスに並ぶ人の列も、
とうに懐かしいものとなっている。
この間、携帯の電池が切れて、
何年かぶりで公衆電話の受話器を握った。
10円しか入れてなかったら、
あまりに切れるのが早くて驚いた。
でも・・・
受話器はやっぱり大きな方が
・・・話しやすいな。
iPhoneの着信音を
「黒電話」にしてみた。
実に電話らしい気がするのは
昭和生まれのせいか、な。