Episode No.3170(20081024)
生まれたとは、それだけで意味のあること

時折憂いを感じると、
ゲーテの格言集を開いたりするが・・・
どうにもヘコたれそうになると、
本田宗一郎の本を手に取る。

実学の人の話には
本当に勇気づけられる。

ホンダがオートバイを本格的に売り出した時、
世間ではこれでもう自転車はなくなる
・・・と言われたらしい。
やがて自動車が一般に普及すると・・・
今度はオートバイはなくなると騒がれたという。

しかし・・・両方とも残っている。
それどころか、
次から次への新しいバイクや車が登場して、
市場はどんどん広がっていった。

こんな話を読んで、あらためて考えてみる。

限られた市場だけを見ていたら、
新しいものが登場してきても
置き換えることしかできないが・・・
これまでの常識では考えられない
新しい市場が開拓できれば
・・・むしろ広がっていく。

世の中に生まれ出でたものは、
人であれ、物であれ、組織であれ・・・
必ず誕生した意味を持っている。

その新しい意味を
既成概念の中で腐らせてはもったいない。

もしも枯れかけている草木があったら、
不用意に栄養剤ばかり与えるのではなく、
別な場所に植え替えてみるのも手だと思う。