このところ仕事で
マーケティングにかかわる会議に
出席する機会が多い。

ベテランのマーケティング部長が
新たにマーケに配属された部下や、
営業マンを前に、
マーケティング企画とは何たるやを説く。

マーケティング企画に限らず、
あらゆる企画に通じる話だと思ったので
書いておこうと思う。

いわく・・・

企画を出す、その企画を詰めようとすると
概して「何ができるか」を考えがちになる。

可能性を広げることは
決して悪いことではないが・・・
ともすれば広げるだけで
・・・ちっとも、まとまらず
肝心の仕事はサッパリ前に進まなくなる。

必要なことは・・・
「何ができるか」を挙げることではなく、
「何を捨てるか」を決めることだ。

これを捨てて、これに集中する。
まず、このことをメンバーが
共通認識として持っていなければならない。

話がまとまらない場合は、たいてい・・・
その捨てるべき意見について
誰かが可能性ばかり示唆してしまう時。

・・・確かに、その通りだろう。

数人で食事に出かけたとする。
何を食べようか迷う。

とりあえず中華に決めて店に入る。

具体的なメニューを眺め始めてから、
「やっぱり寿司がよかった」
・・・なんて言ってたら何も食えない。