ある議題の結論を導き出すために、
いろんな資料を調べる。
中には結局、使わなかった資料もある。
むしろ、その方が多いくらいだ。
結局、いらなくなってしまった資料を
集めされられた者の中には、
自分の努力自体を無駄にされたと
勘違いする者がいる。
だが、そうじゃないんだ。
集めてみたことによって・・・
何が必要だったのかが初めてわかる。
資料は捨てるために集める
・・・と言っても過言ではない。
最初から使わない資料を
わざと集めさせるているのではない。
不必要さを見極めるために集めさせているんだ。
無駄を省きたければ、
資料を集めたり、まとめたりするのに、
あまり時間をかけないことだ。
・・・それこそが余分な努力。
なまじ余分な努力を
してしまったがために
不必要な資料を捨てられなくなるのは、
必要な結論を導き出すという目的に反した
・・・本末転倒な話。
無駄を省くために
結論が出てから資料を集め始める
・・・なんてのは、まったく順番が逆だろ。
自分の労力ばかり念頭に置いていたら
・・・人の仕事は手伝えない。