Episode No.2759(20070625)
交渉は頭のスポーツ

いざという時、名案が浮かばないのは、
普段から考える癖がついていないからだ。

思う、ことと
考える、ことを混同してるだけ。

思うことなら誰にでもできるし、
何かを目にしたら
努力せずとも何かしら思うもの。

思いを知識や経験とミックスして、
なぜそう思ったのかを
第三者に説明できるレベルまでもっていくのが
考えるという行為。

しかし・・・
考えているだけでは出ないのが名案でもある。

いざという時・・・というのは、
ちょうどテニス
相手がスマッシュを打ってきた時のようなもので、
その場で考え込んでいては、
とてもじゃないがレシーブは間に合わない。

普段、考える訓練をしていれば
打たれた瞬間に答えが出せる・・・だろう。

普段は何でもないことを、よく考える。
そして・・・
いざという時には一切考えない。

交渉もスポーツと同じだと思う。