Episode No.2558(20061102):
石橋を眺めない
最近、ある2人の人と別々に話していて、
例によって私がいろいろと
突っ込みを入れていくと・・・
2人とも同じようなフォローを
自分自身に対して入れた。
「石橋を叩いて渡る性格なもので・・・」
そういう言い方をされると
妙に納得してしまって、これ以上、
突っ込みを入れづらくなる感もあるが
・・・私はそういう気取り方は嫌い。
だから、さらに突っ込みたくなる。
「それは本当に“石橋”なのか?
石橋に見える“豆腐”なんじゃないのか?」
石橋を叩いて渡るために、
まず必要なことは・・・
石橋を見つけ出すことである。
そして、
石橋を見つけられたとしたら、
本気ですぐに叩いてみることである。
石橋を叩いて渡る
・・・と言っている人の中には、
石橋自体を叩くかどうしようか
迷っている人も少なくない。
さらに何よりも大切なことは・・・
石橋を見つけたり、
石橋を叩いてみることが目的ではなく、
本来の目的は
川の反対側に渡ることだということを
・・・決して忘れないことだ。
前にも紹介した
本多宗一郎の言葉を採録しよう。
「石橋を叩くやつがあるか
石橋だと思ったら
叩かず、どんどん渡っちゃえばいい」