Episode No.2424(20060530):
学び方の学び方
教育テレビに「趣味悠々」という
中高年向けの番組がある。
風景画を描いたり、
俳句も確かあったな。
そういった
比較的おとなしい趣味なら
年がいってもできるだろうから
不思議には思わないが・・・
最近、見るともなしに見ていて
驚いたのは・・・
バイクのツーリング入門や
エレキギター入門まであることだ。
う〜ん、
今の自分の趣味とたいして変わらん。
こちらもリッパな中年ではあるけれど、
まだまだ昼間からテキストを開いて
TVに向かう余裕のある年ではない。
エレキギター入門での
課題曲はベンチャーズだった。
近い将来は
クラプトンとかになるだけなんだろうな。
講師に続いて
いい年をしたおじさんが
ぎこちない指さばきでエレキを奏でる。
何とか指定された弦を押さえようと必死だ。
講師の助言は単純明快。
何百回と同じ動きを訓練してきた人が
ようやくつかんだ
無駄で無理のない指使いを伝授すること。
いくつになっても
学ぶとはこういうことだ。
ただ・・・
多少は自分なりに
無理にでもやってみないと、
できない理由がわからないから
何を教えてもらえばいいのかもピンと来ないし
教えられたことも
素直には受け止められない。
本当に何もわからないと
・・・質問すらできないんだ。
学ぶ前提はあっても・・・
まず自分でやってみる姿勢は大事だな。
そういえば車の教習所に行った時、
最初にいきなり・・・
運転してみろ
・・・と言われ、即エンスト。
できないことを
思い知らされた記憶がある。
やってみないと、
できないことにすら気づかない。