Episode No.2045(20050312)
涙する時

プロサーファーで小説家の
飯島夏樹さんが亡くなったことは
ニュースやワイドショー、
あるいはドキュメンタリー番組で
見た人も多いと思う。

私自身は、あまりよく知らない。

それでも、
一年前に同じように
若くしてガンで亡くなった
盟友とオーバーラップして・・・
人一倍、感じ入る部分は
多いかもしれない。

人は何故、
若くして亡くなった人の話に
涙するのだろう?

可哀相だと思うことは
当たり前かもしれないけれど・・・
可哀相だと思っている自分だって
余命100年はないんだよ。

100年あれば何かができる、
10年じゃ何もできない・・・って
わけじゃあないんだけど、ね。

例えば20歳の人が
38歳で亡くなった人のことを
可哀相だと思ったところで、
自分が38歳まで生きられるという
保障はどこにもない。

いや、何も・・・
可哀相だと思うことが
いけないなんて言うつもりはない。

ただ・・・
死ぬ、ということが
人ごとじゃいけないと思うんだ。

自分は長生きできるつもり・・・
極端に言えば、
まるで死なないつもりでいるから、
今日を無駄にしちゃうんじゃないか?

優しい気持ちは大切だけど・・・
明日生きてる保障がないという点においては
みんな平等なはずだよ。


参考資料:奇跡も日々の積み重ね