Episode No.1924(20041022)： 隠す人と隠さない人と気にしない人 自分が気になる自分の部分は 自分で見えている部分。 なんだか早口言葉みたいだね。 でも、そんな部分は 往々にして他人から見れば 何ら気になる部分ではない。 第一、本人が隠そうと 賢明になっているから、ね。 他人が本当に気になる部分は 自分では気がついていない部分。 それが欠点であっても あるいは魅力であっても。 自分を演出したかったら まず自分を知らないと、ね。 広告関係の仕事では 広告すべき製品の 魅力をアプローチするだけではダメで、 欠点を知ることが第一条件。 その欠点を魅力に言い換えられれば ある程度の成功を見込むことはできる。 欠点を指摘されて ぐうの音も出ないようでは 考え不足。 納得できない製品を売るのでは 押し売りになってしまう。 納得しなくても とにかく認めてくれるのは それを愛している人だけだよ。 愛することだけは無条件のはずだから。 他人がどう思おうと関係ない。 ・・・と、 強がりだけでなく 真剣に思っている人があれば、 少なくともそういう人は 集団や都会に生きる資格を失ってしまう。 そこで生活するのは 自分だけじゃないから、ね。