Episode No.1612(20031024)
「共通点」を勘違いしない

こんなはずではなかった・・・
と思うのは、何も
会社を倒産させた経営者ばかりではない。

個人の生活にも間々あることで、
忘れ物のような、うっかりミスじゃなく
良かれと思ってしたことが
そうじゃなかった・・・という場合。
つまり、人間関係

もちろん
人間関係がマズい組織
常に倒産の危機にあるし、ね。

腹一杯の人に
いくらご馳走を出したって
迷惑なだけだし・・・
やる気満々の人に
ゆっくり休んでいてくれといっても
ありがたくはない。

自分がしてほしいことを
相手にしてあげたからといって
必ずしも喜ばれるとは限らない。

自分のしてほしいことと
相手がしてもらいたいこと・・・
それがイコールなら
まさに気の合う者同士で
お互いに幸せ・・・だけど
ちょっと待て。

意外にもそういう関係は
続かない気がする。

なぜなら・・・同じ過ぎる、から。

落ち込んだ時には
同じ感性の人がそばにいるのは癒される。
でも・・・
それこそ、やる気満々になった時には
何の刺激もなくなって
かえって飽きてしまうんじゃないか?

いや、本当に落ち込んだ時こそ
予想外の慰めが
人をやる気にさせるのかもしれない。

1+1が2になるのは当たり前。
2人がそろったところで
お互い、それまで以上の力を出し合って
1.5人分くらい・・・
つまり、1+1が3になるような関係でないと
一緒にいることの意味を
やがては見失ってしまいかねない。

そういう意味では・・・
似たもの同士より、
似て非なる者同士が一番いいね。

同じだと思っていても
絶対に違うのが揺るぎない前提だしさ。


参考資料:やっぱり・・・頑張る時は一人 分け合うのは成果だけ