Episode No.1567(20030902)
疲れを計算に入れる

この間の「教育論」で・・・
長男が、はんせい文を書くのに
書き始めは1枚20分で書けたから
そのペースで、その日中に仕上がるかと思ったら
結局、深夜までかかっても
書き上げることはできなかった
・・・という話をした。

最終的には追加の直しを含めて
36枚書き上げたんだけど、ね。

仕事でも、これに近い経験はある。

このペースでやっていけば
いつまでには終わる・・・
そう思っても、その通りには
なかなかいかない。

途中で
別な用事が飛び込んできてしまう場合もあるし、
第一、後半になればなるほど
疲れてきてペースは落ちる。

機械にやらせている作業なら
疲れを計算に入れる必要はないが
人間がやることであれば
疲れを計算に入れないのは・・・無謀だ。

疲れた・・・と言ってしまうと
言い訳に聞こえてしまうから
別な用事を探してしまうこともある。

いずれにしても・・・
計算通りにはいかないことを
計算に入れておく必要はあるよ、ね。

余裕をもてれば
それに越したことはないけれど・・・
余裕はなかなか持てない。

いつも、一杯いっぱいでやってる。

疲れを計算に入れることは
たとえ余裕がなくても
計算に入れておかないと
やろうとしていることはできなくなる

余裕というのは・・・
別なこともできることだと思うけど
疲れを計算に入れるのは
今やらなければならないことを
するための必須項目だから、ね。

余裕ができたら何をしよう・・・
なんてことは、
余裕ができてから考えても遅くないけど、
疲れを計算に入れることは
計画を進める前に考えておかなければ
・・・遅い。

疲れを計算に入れずに
できるつもりになってるってことは・・・
つまり、子供と変わらないってことだ。


参考資料:できそうもないことを「できる」というのはカッコいいけど・・・できないと嘘つきになっちゃう