Episode No.1405(20030224)
会議室のコマッタちゃん

大人の世界の問題は・・・複雑だ。
それは、たいていの場合・・・
コトを複雑にしている人がいるから。

何をどう理解すれば
そういうことになるのか・・・
追求すればするほど矛盾だらけで
サッパリわからない。

本当に必要な能力は・・・
複雑なことを単純に整理でき、
単純なことは掘り下げて考えられること
・・・だと思うんだけどね。

目先が変わると
意見もコロコロ変わっていく。

で、周囲をケムにまいたまま・・・
時間切れのため、仕方なく進んでく。
いや、
進まないで時間切れになることも
少なくないけどね。

ちょっと遠目に眺めて見る
問題そのものは決して大きくない。
本当の答えは誰にだって見えている。

その自然の流れに逆らう人たちは
楽をしたいからやめよう」とは言えないから・・・
関係のない事柄まで引っ張り出してきて
タテマエが話をどんどん難しくしてしまう。

こういう場所で
自分の意見の正当性だけを訴えるのは
無駄な努力というもの。

聞いたふりして、うまくやるのが得策だ。

だって、
そういう人たちにとっては
会議をすることが仕事であって
企画を実践することは仕事じゃないんだからね。

新しい道をつくるのが仕事だ
・・・と言うのなら、ドライバーに道を聞くな。
ドライバーたちが話すのは
自分が走ったことのある、
すでに存在している道のことだけ。
せめて、
どこが渋滞するのか程度を尋ねれば充分だ。

ドイツの警句にこんなのがある。

「チームにはリーダーが必要だが、
 チームがリーダーになっては困る」


参考資料:「生きるヒントになる名語録728」轡田隆史=監修 橋本一郎=著 三笠書房=刊