20020303
でじたけ流 教育論

第89回 剣に


もう、ひな祭りか・・・

3月に入ったら少しは時間的な余裕ができる・・・
そう思っていたら・・・甘かった。

月末からバタバタと予定がつまりはじめ・・・
気がついたら、4月初旬まで毎週、出張の予定が入ってしまった。

仕事がある、というのは・・・
このご時世に、ありがたいことなんだけど、ね。

むしろ、忙しい時の方が時間を大切に思う。
あり余る時には無駄遣いしてしまうが・・・
少ないと最初からわかっていれば大切に扱うものだ。

子供たちと過ごす時間も同じ。

ヒマな時ほどダラダラしているだけで・・・
結局は何もやらずに過ごしてしまうが
時間のない時の方が、何か一緒にやろうと真剣に考える。

この間はねんど遊びをした。
思い返せば、私が幼稚園から小学校低学年くらいまでは
ねんど遊びばかりしていた記憶がある。

ちょうど初期の「仮面ライダー」が全盛の頃で
ねんどで改造人間ばかり作っていた。

イメージをかたちにするという点では
絵を描くことも楽しいが・・・
ねんど遊びは立体だから、絵以上にゴマカシがきかない。
どの角度から見てもサマになるように・・・
作りたいモノの裏側まで考えなければいけないから。

最近は、またおもしろい素材がたくさん売られていて・・・
作ったものをオーブンで焼くと
カチカチに硬化するプラスチックねんどなどもある。

色もバリエーションに富んでいる。
が、買って帰ったのは、グレーと黒と黄色の3色。
つまり・・・でじたけロボに使う色だけだ。

長男と一緒にでじたけロボを作る。
長女には紙ねんどを買ってきた。

作品をぜひ載せようと思ったけど・・・
デジカメの接写がうまくいかなかったから、また次の機会に。

何だかんだ言って、
自分の趣味を子供たちと一緒にやってるだけ
・・・というのは、いつものこと。

ただ、親が楽しんでやってないと
一緒にやってる子供たちだって決して楽しくないだろう。

時間のない時ほど・・・
実は映画も観ていたりする。

あたかわらずウチではチャップリン・ブームで・・・
先日は「ライムライト」を観た。

これも私が観たかったから、というのが
本当の理由なんだけど。

これまで観てきたチャップリン映画と違って
「ライムライト」はサイレントではなくトーキーだ。
しかも・・・
チャップリンは年老いた白髪姿で
山高帽にチョビ髭、ドタ靴、ステッキの姿ではない。

それでも時おり見せるおどけた様子に・・・
「やっぱり、チャップリンだ」と、子供たちは歓声を上げた。

ただ・・・
字幕の映画なので、幼稚園の長女はさかんに
「何て言ってるの?」と聞かれ続けた。

言葉がわからない時分には
何を観ても楽しがったクセに・・・
知識は決して世界を広げるだけではないようだ。

劇中劇でチャップリンが
昔の姿に近い道化の格好で動きまわると・・・
ようやく、それがチャップリンであることに気づいた次男が
「チャッ、チャッ」と言って画面を指さしながら笑いはじめた。

チャップリンの映画はもちろんおもしろいが・・・
こんな子供たちの反応を見るのも、またおもしろい。

今度は「ロッキー」シリーズのDVDボックスを買った。

今月も忙しいから・・・
置いておくだけでなく・・・きっと観るだろう、な。

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