でじたけ流 教育論「書を捨てよ 町へ出よう」
 
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20150531

でじたけ流 教育論773回「書を捨てよ 町へ出よう」

でじたけ流教育論 digitake.com


今週は大学生の長男と
仕事帰りに下北沢で落ち合って観劇した。

久しぶりの下北沢。
踏切がなくなってから初めてだった。

少し前にも高円寺で同じく長男と観劇。

理科系の長男は
文系のものにも触れないとダメだ
…と教授だか先輩に言われ、
時間があれば映画を観たり、
美術館に行ったりしていて、
この手の誘いには積極的についてくる。

最も子供達が小さい頃には、
小劇場にも家族でしばしば行っていたし、
家では毎週、寝る前に映画を観てた
その昔には漫画教室にも行っていたから、
元々そういうことには馴染んではいるはず。

お芝居も漫画教室も、
父親がネットを通じて知り合った
プロの脚本家や漫画家の方々の主宰。

自分が子供の頃には、
ただ、そういう世界に憧れているだけだった。
そこから比べると、
実際にプロとして活躍している人たちと
直に会って話しているんだから、
…かなり贅沢な話だと思う。

そこからスタートしてしまうと、
それがどれだけ凄いことなのかがわからず、
勘違いしてしまう可能性もないとは言えない。

14、5年くらい前には、
よく下北沢で芝居を観た後、朝まで呑んだ。

その時、シナリオライターを目指していた何人かは、
今、現役バリバリのシナリオライターとして活躍してる。

一方で…
先生と呼ばれる人たちと酒の席を一緒にすることで、
自分もすっかり偉くなったつもりでいた連中は…
Facebookで当時の仲間が再会する中、
…消息すらつかめない。

何も偉い人相手でなくても、
人間同士、共有できる価値観を持ちつつも、
自分にしかない何かを持っていないと、
やがて恥ずかしくてその場にいられなくなる。

それは、無鉄砲な若さでもいい。

わかったフリして、わからないのが一番厄介。

そして、その世界のプロは…
わからないことをぶつけた時に、
必ずわかるように教えてくれる。

そういう人との出会いは大きい。

やっぱり…人生、日々更新

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