でじたけ流 教育論「世の中で一番大変なのは 受験生なんかじゃない。」
 
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20140323

でじたけ流 教育論711

でじたけ流教育論 digitake.com


この春、長女は高校3年、
次男は中学3年となる。

またしてもダブル受験の年度がやってくる。

大学3年になる長男は
留学を希望していて、
まだ本格的な就職活動とはならないが、
留学先は学校ではなく企業なので、
事実上、社会人仮免のようなものらしい。

さて、受験生なる二人は、
週に何日か夜遅くまで、塾通いをしている。

最も長男の助言で、
次男は春から塾はやめるらしい。

塾に行ってることが、
勉強をしていることにはならない
…という厳しい助言か?

とりあえず勉強に関して
長男の発言は説得力を持っている。

長女はあいかわらず、
部活を終えて、塾に行き、
夜10時近くまで塾にいることも珍しくない。
…となれば親が車で迎えに行かなければならない。

勉強するしないは本人次第だが、
身の危険に関するリスクを回避するのは、
どうしたって親の役目だ。

残業帰りに父親が塾にまわることもあるが、
約束の時間に出てこないのでモメることもしばしば。

1時間近く待たされた時には、
空腹も手伝って、さすがにキレたよ。

カミさんから塾に電話をかけさせたら、
塾の事務員か誰かが、
あわてて正面に駐まってる車に駆け寄ってきた。

「質問をしていたようで…」
「遅くなるなら、その旨、
 本人に連絡させるなりしてくれなきゃ困るな。
 何時だと思ってるんだよ、非常識だろ」

こういう親への対応には慣れていないと思える男は
駆けだして来た長女の方に視線をずらす。

すかさず怒鳴りつける。

「何やってんだよ!
 1時間も人待たせて平気でいるなんて、
 どんな勉強やってんだ!ふざけんじゃねぇよ」

車でもひたすら小言の連続。

「今度10分待たせたら怒鳴り込むぞ」

「おまえがちゃんとしてないと、
 おまえに親切にしてくれる人たちまで、
 みんな悪く言われるんだよ」

「別に塾や大学に行ってくれなんて
 頼んでねぇからな」

…で、娘は晩飯ぬき。
…で、空きっ腹にカチワインがぶ呑み。

勉強してれば何でも許される
…なんて思ったら大間違いだろ。

しょせん、自分のためだけにやってる勉強なんて
…趣味だよ、趣味。

勉強してるくらいで、大きな顔させるなよ。
そんなとこしてると…人生勘違いするから、ね。

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