でじたけ流 教育論641「学ぶことは真似ること」
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20121118

でじたけ流 教育論641

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先週、町内で文化祭があった。

うちのオフクロがボランティアで町内会から作品を集めて、
毎年、町内会館に展示してるやつだ。

写真や絵画、書道など…出品者は40名くらいで、
見学者は80名くらいあったらしい。

オフクロがやっているため、基本、我が家は強制参加。

美術が苦手な大学生の長男は
今年は幸い独り暮らし中で不参加。

中1の次男は手を抜いて、
学校で作った本立てを出した。

私はここのところ撮りまくっていた
伊豆の写真を何枚かプリントして渡した。

この手のイベントとなると、
がぜん張り切るのが美術好きな高1の娘

町内の文化祭のために、
フェルメールの「真珠の首飾りの少女」を模写しはじめた。

子供たちはみな、
パソコンの操作方法と自転車の直し方…、
そして、絵の描き方だけは父親に聞いてくる。

でも、基本的には…教えない

叱る時も、教える時も、ついそうなるんだけれど、
口より先に、手が出ちゃう。

自分もレクチャーで教わったわけではなく、
試行錯誤して覚えたものばかりだから
…ようするに、見て覚えろってことだ。

カミさんあたりがパソコンの操作方法を尋ねてきて、
同じような態度をとると、
いつも不親切だと逆に怒られるが…仕方ない。
教え方なんか教わってないから。

相手の立場で…と、よく言うが、
自分だったら、相手がそれをやっているところを、
とにかく繰り返し見たいと思う。

最初は何でも見よう見マネ。

今話してる言葉だって、
文法を教わったのは話せるようになってからだろ?

アメリカには、
イミテーションがクリエイションになる
…というような言葉があるらしい。

どんなにマネたって、
フェルメールのようには描けないけれど…
そこに生まれたのは、
娘だけが描けたチャーミングな少女だ。

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