でじたけ流 教育論638「人参と嘘」
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20121028

でじたけ流 教育論638

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高1の娘はニンジンが嫌いだ。

しかし、出された以上、
残さず食べなければならないのが我が家の掟

カミさんが早朝に出かけた朝…。
夕べの残りのニンジン一杯の鍋が朝食に出ていた。

娘が食べ終わった頃、私が台所へ行くと…
排水溝の生ゴミ入れに、ニンジンが積もっている。

中1の次男はまだ降りてきていない。
娘が捨てたものに違いなかった。

そのことを娘に言うと、
何とシラを突き通そうとする。

さあ、カミナリ親父のスイッチが入った

実は娘が降りてくる直前に、
排水溝の生ゴミは私が捨てた直後。
つまり何も入っていなかった。

何も入っていなかったはずのゴミ入れに、
ニンジンが入っていたということは、
その後、唯一ここに来た、娘の仕業以外あり得ない。

「嘘をつくならバレない嘘をつけ。
 子供だましの嘘なんかついて
 ナメんじゃねぇよ!!」

ついに謝るハメとなった娘だが、
余計な嘘をついたおかげで状況は最悪になものに。

生ゴミに捨てたニンジンは全部拾って食わせた。

澄ましてついた嘘の代償は大きく
…そして、とびきり苦いものとなった。

何だか、傍から聞いていると
娘に生ゴミを食わす、酷い虐待みたいだけれど…

肝心の娘は、これだけ叱られているのに
涙ひと粒見せるでもなく、
それから2分後には
父親に通学用自転車のサドルを
調整させているのであった。

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