20010701
でじたけ流 教育論第55回 き? 向き?

私の妹弟のことを考えても・・・
知り合いの兄弟を見ても思うんだけど

体つきや雰囲気で言うと・・・
息子は父親に、娘は母親に似ているけれど
性格や得意なモノとなると逆に・・・
息子は母親に、娘は父親に似る傾向があるような気がする。

うちの子供たちの場合・・・

息子は比較的、真面目にコツコツとやる性格。
これは間違いなく母親似だ。
今でこそ私も毎日更新するホームページなんてやってるけど・・・
30代後半にして初めて挑戦してるコトだし。

娘は気分屋で、やるコトは雑だけど、
いざやり出すとコツをつかむのが上手くて早い
これは間違いなく私の血だな。

おとうと今回のせたのは、娘が1歳半の弟を描いたモノだけど・・・
メチャクチャ雑だけど、特長だけはよくつかんでると思う。
確かに・・・似てる。

私も趣味で似顔絵を描いたりすることはあるけれど・・・
似顔絵なんてのは、パッと見て、その印象をデフォルメして描くモノだろうから
デッサン力というより、クロッキーに近い。

むしろ、ジックリ時間をかけて見れば見るほど描けなくなってしまうコトもあるし・・・
本当に似てる絵が描けた時には、相手を一瞬しか見ていなくても描けるモンだ。
すれ違いざまとかね。

なまじ、そういう能力があると
本来ジックリとやらなければならないモノもパッパとやっちゃって
失敗することも多いのが困りものなんだけど・・・。

まぁ、いずれにしても・・・
うちの子供たちの場合、今のところは、なんだけどね。

小学校2年の長男が・・・
子供会でやる紙飛行機大会に出す紙飛行機を一緒に作ってくれと言ってきた。

こういう話は、絶対カミさんの方へはいかない。
うちのカミさんの場合、良く言えば努力型・・・悪く言えば不器用。
それでも、カミさんの一家の中では一番器用だっと言うが・・・
結婚してウチに来たら・・・一番不器用になってしまった。

で、息子と一緒に紙飛行機を折る。

ところが・・・息子の作業は何とも遅い。
しかも、まず四角い紙をキレイに2つ折りにすることができない。

それを見た私の脳裏には・・・
自転車の特訓の時と同じように「巨人の星」のテーマ曲が流れ出す。

「まず、2つ折りがキレイに、早くできなきゃダメだ」
と言って、息子に50枚ほどの紙を渡して、全部2つ折りにするよう命じる。

半ベソかきながら紙を折る息子。
やがて、息子が出来上がったモノを持ってくる。

と、今度は入念なチェック・・・ダメなモノはバシバシはじいていく。
よくできた3枚ほどを渡して
「キチンとできるんだから、この通りにやれ」
と言って、もう50枚紙を渡す。

こういう作業にも、もちろんコツはある。
しかし、コツをつかむためには・・・訓練しかない。

コツをつかむのも不得意、でもコツコツもできないんじゃ・・・
役に立たなくなってしまうからね。

最も器用だから将来稼げるようになるか・・・と言うと決してそうでもない。
器用貧乏という言葉もあるし・・・
不器用でも一生懸命にやる方が好まれることも多い。

上の2人については、こんな具合なのだが・・・
末っ子の次男の場合は、どうかと言うと
まだ日本語もろくに喋れないので何とも言えないが・・・
日本語もろくに喋れないくせに、
人の話をごまかして自分の要求を通すのは結構、得意。

こりゃ・・・営業に向いてるかも、な。

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