20101114
でじたけ流 教育論第536回

部活魂-でじたけ digitake.com


毎朝、起き抜けに
サウナスーツに着替えて
ABサークルプロで10分汗を流すのは朝練。
そして、会社帰りには最低1km泳ぐ。

まるで学生時代の部活のような毎日。

とはいえ本当の学生時代には、
中学の頃ちょっと軟式テニスをやってくらいで、
高校では漫研と映研だから、スポーツとは縁がない。

最も漫研では、よく徹夜で漫画を描いていたし、
映研では撮影がはじまれば早朝から深夜まで、
ろくに飯も食わずにやってたから、
体育会系並みの厳しさはあったようにも思う。

子供たちはというと…
バトミントン部の部長になった中2の長女はもとより、
町内のサッカーチームに入っている小5の次男も。
そして、
高2の長男は部活はやめたかわりに、
まるで部活のように勉強ばかりしている。

泳いでからぐったりして家に戻ると、
長男は塾の自習室からまだ帰っていない。

やがて戻ってきた長男との会話は…
「俺は今日、1,500m泳いだ」
「俺は今日、10時間勉強した」

…という張り合いからはじまる。

親が何を与えようが、
自信は自分がやったことでしか得られない。

何をやるにせよ…
そのことを教えるためには、
見本となる親が
何かをやって見せなければならない
…と私は確信する。

もちろん自身の健康にいいことはもちろん。
本当にいいことというのは、
何かを犠牲にしないことだろう。

限られた食べ物を
まず子供たちに分けるというのと違い、
自分はできないけど、
せめて子供には…なんて腰の引けた話は
結局、子供にも伝わらないだろう。

戦時中じゃないんだぜ。
自分に都合のいい部分だけ
先人の真似をするようなことはしないこと。

時代に関係なく、
一途な魂を実践できない者に
一途な魂を伝えることなどできるはずはない。

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