20100117
でじたけ流 教育論第494回

寝る親も育つ?-digitake.com


あいもかわらず口癖のように
「忙しい」を連発する日々であるか…
うちの5人家族の中で、
最も睡眠時間が長いのは、私である。

おそらく小4の次男よりも…長い。

何せ、よほどのことがない限り、
次男と一緒に布団に入ってしまい
起きるのは次男より後なんだから、ね。

時折、早く寝すぎて、
年寄りのように、
とてつもなく早く起きることもあるけれど、
眠れるだけ寝るというのが
起きている間、集中力を保つ秘訣だと
…私は信じて疑わない。

20代の頃は、2日に一度寝ればもつと考え、
仕事から戻ってから、
朝5時頃まで何かやっていて、
風呂に入って、また出勤する
…なんてこともしていた。

30代に入って、完徹はやめようと決心し、
2時間でも3時間でも寝るように心がけた。

ただ、こういう時代を振り返ってみると、
確かに、もつ体力だけはあったが、
仕事の能率は決して上がっていなかったように思う。

つまり…
仕事の仕方やポイントを知らなかったから、
ただ長く仕事をしていただけ、なのだ。

そういう時には、寝ようと思っても、
あせるばかりで熟睡することもできない。
だから、結果的に起きている時間が長かった。

今も予想外のことにぶちあたって、
あせることは間々あるが…
あせっているだけではダメなこともよく知っているつもり。

同じことに悩んでいたのでは…進歩がなかったことになる。

こうして何か原稿を打つのも、
起き抜け一番にやるのが
最高に効率がいいことを知っている。

効率がいい…ということは早くこなせる、ということだ。

時間さえかければ、いい仕事ができる
…というのは自己満足的な錯覚に過ぎない。
ベストな状態であれば10分でできることを
ボーッとした頭で1時間かけてやっても、
…いい結果は生まれないだろう。

このメリハリの付け方が
自分でわかるようになるまでには相当の時間を要した。

まず…
自分のことは後回しにしないと、
時間を効率的に使おうとは思わないんじゃないかな。

集団の中で過ごしていて、
まして下っ端ともなれば、
次から次へと何か用事を言いつけられる。

その用事に対処した上で、
自分がやりたいことをしようと思ったら、
何でも早くこなす必要がある。

夢を実現するために
本当に必要なことは…スピードなのかもしれない。

人は夢だけでは、とても生きていけない。
夢以外のことをこなしたうえで、
ようやく自分の夢に向けた時間を与えられるのだ。

よく、出された食事の中で…
好きなものと嫌いなもの、どっちを先に食べる?
…なんていう質問があるけれど、
嫌いなものから手をつけるのが、やっぱり正解じゃないか?

極端な話…
好きなものなら多少腐りかげんでも食おうとするが、
嫌いなものが腐り始めてしまったら手に負えない。
それでも食わなければならないとなれば拷問だよ、ね。

とかく好きなことをはじめると時間は忘れてしまいがち。
好きなこととなると、
時間どころか、それ以外のことはすっかり忘れてしまう。

読書好きの小4の次男は、
周囲が薄暗くなっているにもかかわらず、
スタンドをつけずに本を読んでいて毎度叱られる始末。

我が家で最も睡眠時間が短いカミさんは、
コタツで寝るのが好きだというので厄介だ。
…集中して布団で寝てしまえばいいのに。

何だかんだいって、基本的に寝ることが好きな私は、
毎日たっぷりと眠るために
起きている時には集中して仕事をこなすよう心がける。

そして…
たっぷり寝ると、次の夢も自然と沸き上がってくるのだ。


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