20081123
でじたけ流 教育論

第434回

生きるための場所


珍しくカミさんが外泊した週末。

土曜の朝。
ここのところ、朝型になっている私は早起き。

サッカーの練習に行く小3と、
犬のエサ当番の小6の長女をたたき起こす。

次男は比較的、寝起きがいい。
長女は例によって怒りながら起きた。

サッカーの支度をする次男に
ゴミを出してくるよう命ずる。

すると次男は・・・
その代わり、小遣いをくれ、と言う。

話は変わって、社内でのこと。

社会人2年目の事務員に
「どうすれば給料が上がると思う?」
・・・と尋ねたことがあった。

「仕事のミスをしないことですか?」
・・・という答えが返ってきた。

そうじゃない。
仕事のミスをしないのは、
今もらっている給料を下げないためのことで、
それだけでは給料は上がらない。

給料を上げるためには、
今以上にできることを増やすしかない。

自分の居場所は
最初から用意されているものではない。
まず・・・
その居場所を確保するための義務があって、
居場所を広げるための努力が必要なんだ。

次男の返事を聞いて、
一瞬そのことが頭をよぎった。

そして次男にはこう答えた。

「ゴミを出してきたら、
 今夜もうちで寝かせてやる」



でじたけ流 教育論